International Tea Day：国際お茶の日（英文） は、お茶の長い歴史や文化、そして経済的な意義を 祝福する日です。

私たちは毎日、私たちの製品を味わう約6億2100万人のお茶を愛する人たちの生活に接しています。私たちはお茶の一杯一杯が単においしいだけではなく、良い効果をもたらすよう努めています。幸福感を高めること、そしてそれを可能にする農業従事者や 地域社会の改善を目指しています。多くの人が毎日お茶を必要としています。しかし、さらに多くの人が収入をお茶に頼っている現実があります。ekaterraでは、21か国で100万人を超える人々の生活と地域環境の改善に携わっていることを誇りに思っています。

改善を進める上で私たちが行っていることのうち、4つをここに記載します。

小規模農家は、販売用の作物や自家消費用の作物を小さな土地に依存しています。残念ながら、高品質の作物のほとんどが市場に出て、彼らの食卓にはのぼりません。私たちは、Global Alliance for Improvement Nutrition（GAIN）、Dharma LifeやEthical Tea Partnership（ETP ）などの パートナーと協力し、農業従事者、作業者、および その家族がより健康的な食べ物を得られるよう支援しています。また、さまざまな作物をたくさん植え、栄養価の高い「バイオ強化」植物を育てるメリットを説明するトレーニングも行っています。このプログラムは順調に進み、食事と栄養の改善を支援するため に、アッサムの89,000人の契約労働者とケニアの小規模農家の 26,000人が参加するまでになっています。

ケニア全土で、お茶農家が収益を拡大するための支援や、農家向けフィールドスクールを行っています。このスクールでは、より高品質な作物を多く栽培するための 持続可能性な作業方法について、農家に教育を提供しています。また、ケニア茶開発庁（KTDA）と協力し、女性向けに適正な農作業方法についての訓練も行っています。そうした訓練を経た人々は、これから新しい茶葉農園からたくさんの苗木を手に入れ、村の貯蓄やローンを利用可能とすることで 経済的な後押しともなるでしょう。

私たちは、政府、女性の権利団体、NGO、国連が主導する農村での女性保安のための取り組み：GlobalWomen’s Safety Framework in Rural Spaces(PDF | 7MB) (英文) に関係する他のパートナーと共に、ルワンダ、タンザニア、ケニアで急務とされている女性保安のための取り組みを支援しています。また、The Sustainable Trade Initiative（IDH）(英文) が管理する女性の 安全向上を目指すための基金である Women’s Safety Accelerator Fundを通じて、インドの生産者やその他のパートナーと協力し、女性の保安強化のための取り組みを進めています。茶葉農園の労働者の60％以上は女性で、その大部分が小規模農家でも作業に従事しています。私たちはそうしたコミュニティと関わり続け、女性がセクハラやその他のジェンダーに基づく 暴力から解放されて生活し、働くことができるよう取り組みを続けています。

お茶に関わる作業者と農業従事者は、お茶栽培を土壌に依存しています。私たちは、次世代のための土壌保全や、持続可能な環境に優しい農作業方法の実践に取り組んでいます。具体的には、土壌や作物品質の改善、生物多様性の保護、茶樹育成や再植林などが挙げられます。また、たとえば、ケニアのケリチョ茶園の10％以上は原生樹木が占めるよう保全しています。この数年間で、いくつかの農園で140万本の植樹を行い、また地元地域に対する苗木寄付も行っています。それらに加え、持続可能な景観のための取り組みである Initiative for Sustainable Landscapes（ISLA）(英文) と共同で、2030年までに南西マウの森（PDF | 998 KB）(英文) の 60,000ヘクタールを復元し、保護する活動も進めています。私たちは、より持続可能なお茶産業(英文) の構築と それを可能にするパートナーシップの構築を目指し、私たちが果たしてきた役割を誇りに感じています。植物の信じられないほどの力と協調を通して、自然、農家、お茶の愛飲家、世界の幸せのために努力を続けています。