紅茶、緑茶、ハーブティー、アイスティー、お茶を楽しむ方法はたくさんあります。お茶のさまざまな味わいや健康価値、そして場所を問わず人々のつながりを作り出すその力について、みてみましょう。
すべては茶葉の中に
紅茶、ウーロン茶、緑茶、白茶はすべて、熱帯および亜熱帯地域で育つ植物であるカメリア・シネンシスという茶樹の葉から作られています。しかし、すべてのお茶が同じ性質を持つわけではありません。
緑茶と紅茶の違い
緑茶と紅茶の両方が、同じ成分でもそれぞれ固有の性質を有しています。その成分は、フラボノイド、テアニン、カフェイン、フッ化物などの科学的な名前を持つ天然のものです。種類の違いは成分量の違いによりますが、違いはそれだけではありません。葉の扱い方や乾燥方法は、葉の色や味に大きな影響を与えます。緑茶は収穫後すぐに加熱乾燥されます。カテキンと呼ばれるフラボノイドが大量に含まれているため、独特の色になります。一方、紅茶には、テアルビジンやテアフラビンと呼ばれるフラボノイドが豊富に含まれます。(フラボノイドは、健康に有益な天然の植物化合物です。後ほど説明します。)収穫後、葉は粉砕され、空気にさらされ、乾燥されます。適切な酸化プロセスを経て、葉に濃い色と豊かな風味がもたらされます。
ハーブティー
カメリア・シネンシスから生まれる紅茶だけがおいしいお茶ではありません。生花、乾燥した花、果物、ハーブなどの植物から作られるハーブティーは、生育状態やその特性から無限の風味を作り出すことができ、またほとんどのものはカフェインが含まれないのが特徴です。カモミール、エキナセア、ジンジャー、ハイビスカス、ターメリックなどが人気です。
お茶の健康価値
人は、体内の水分のわずか1〜2%を失うだけで、気分や精神に大きな影響を与える可能性があります。お茶を飲むことは、1日2〜2.5リットルの推奨水分摂取量をとる簡単かつ最適な方法です。
お茶には、カフェインとアミノ酸の一種であるL-テアニンが自然に含まれています。これらは、集中力と注意力を上げることが実証されています。
またお茶には、フラボノイドと呼ばれる植物性色素も含まれています。フラボノイドを含む食品は、健康上有益な点が多いとされており、心疾患の予防に効果的とする研究結果もあります。西洋に住む多くの人々は、お茶を飲むことで必須フラボノイドを摂取できています。お茶は地味に見えますが、見た目以上の効果を持っています。
人をつなぐお茶
お茶はまた、健康面だけでなく、お茶を飲む時間を通じて人々をつなぐという特別な性質をを持っています。
リプトン: 大切な人とのつながりをブランドパーパスに掲げるリプトンでは、世界メンタルヘルスデー2021と合わせて開催された“Time to Listen, Time to connect”キャンペーンを実施し、1日15分大切な人とのつながりを推奨しました。またNGO Peace One Dayと提携し、世界30億人以上に”Tea time, Peace time”というメッセージを届けました。
TAZO®: 創設者であるスティーブン・スミスは、これまでにないお茶を届けるという目的を持って旅に出ました。慣れ親しんだ場所から、歩き慣れた道から離れるときに、豊かな体験が得られるとTazoは信じているからです。世界中をめぐり、多様な文化やが何世紀にもわたって栽培し完成させた多彩な素晴らしいお茶を、また世界中の人に届け続けています。